その時、チャイムが鳴り響いた。今まさに『上』に来たばかりのオレ達ではない。
オレ達が『3』で、向こうが『6』か……。
──『おめでとうございます。Bチーム【Univers】がチェックポイント6を通過しました』
激しく胃が痛む。ズキズキと。おまけに、立ちくらみもしてきた。ただ、オレより愛梨の方が具合が悪そうな事に、気付いた。
「大丈夫か?」
「吐き気がしてるけど、なんとか……。本当に、勝てるのかな……あたしたち……」
唇を噛み締める姿を見て、オレは気軽に『勝てる』と伝えられない。そんな無力な自分が、もどかしく感じた。
事実、負けている。とにかく、やるしかない。
「雷也に、下と同じように、『1秒』の通路を進んでみると、送ってもらえるか」
愛梨は携帯を確認しながら、東側通路の先を歩き、オレと雷也とのトーク箇所に『あ』と送信をしたのを確認する。オレは右側に曲がり、携帯を開き、同じ箇所に『あ』と送る。
やる事は変わらないが、1層目とは違い、この行動が正解なのか不安でたまらない。
電池残量の問題もある。これ以上、余計な時間は一切掛けられない。
それに、下から見て2階部分の、この二層目より……上が無いとは言い切れない。広さだって、2層目は広いかもしれない。コイツら、管理事務局の人間ならそれくらい仕込む。
そもそも、12時間という時間が長すぎる。簡単に進めるなら、設定しない時間だろう。
オレ達が『3』で、向こうが『6』か……。
──『おめでとうございます。Bチーム【Univers】がチェックポイント6を通過しました』
激しく胃が痛む。ズキズキと。おまけに、立ちくらみもしてきた。ただ、オレより愛梨の方が具合が悪そうな事に、気付いた。
「大丈夫か?」
「吐き気がしてるけど、なんとか……。本当に、勝てるのかな……あたしたち……」
唇を噛み締める姿を見て、オレは気軽に『勝てる』と伝えられない。そんな無力な自分が、もどかしく感じた。
事実、負けている。とにかく、やるしかない。
「雷也に、下と同じように、『1秒』の通路を進んでみると、送ってもらえるか」
愛梨は携帯を確認しながら、東側通路の先を歩き、オレと雷也とのトーク箇所に『あ』と送信をしたのを確認する。オレは右側に曲がり、携帯を開き、同じ箇所に『あ』と送る。
やる事は変わらないが、1層目とは違い、この行動が正解なのか不安でたまらない。
電池残量の問題もある。これ以上、余計な時間は一切掛けられない。
それに、下から見て2階部分の、この二層目より……上が無いとは言い切れない。広さだって、2層目は広いかもしれない。コイツら、管理事務局の人間ならそれくらい仕込む。
そもそも、12時間という時間が長すぎる。簡単に進めるなら、設定しない時間だろう。
