──『ハシゴ』
小部屋に辿りつくと、すぐに目に入るのが上に続く黒いハシゴ。
上にぽっかりと丸い穴が開いている。吸い込まれるように、黒いハシゴが存在感を示していた。
「嫌な予感がする。二層構造である理由……いや、何層構造なのかも分からないが、ロクな物じゃない」
オレが先に上がり、愛梨が続いてくる。
上がった部屋もまた、小部屋だった。床にぽっかりと空いた穴は、今オレ達が昇ってきたハシゴの穴。小部屋を見渡すと嫌でも気づく、ある『仕掛け』に、愛梨が疑問を持つのも当たり前の話だろう。
「龍ちゃん、あたしも嫌な予感しかしないんだけど……。
だって、基本的に……謎を解いたらずっとクリアまでは行けるって仮定してたよね?どうして、どうして『四方向』に、道が別れてるの?あたし達の作戦なら、すぐに正解の道が分かるよね?」
「つまり、もう一つ捻(ひね)って考えろって事だろ。試してみよう」
小部屋の前後左右に、綺麗に通路が広がっていた。オレ達は出発地点から見ると北西よりに進んできたが……折り返しもありそうだ。
オレと愛梨は四方に散らばり、『既読攻略法』を試してみる。
──『1秒、2秒、3秒、4秒』
小部屋に辿りつくと、すぐに目に入るのが上に続く黒いハシゴ。
上にぽっかりと丸い穴が開いている。吸い込まれるように、黒いハシゴが存在感を示していた。
「嫌な予感がする。二層構造である理由……いや、何層構造なのかも分からないが、ロクな物じゃない」
オレが先に上がり、愛梨が続いてくる。
上がった部屋もまた、小部屋だった。床にぽっかりと空いた穴は、今オレ達が昇ってきたハシゴの穴。小部屋を見渡すと嫌でも気づく、ある『仕掛け』に、愛梨が疑問を持つのも当たり前の話だろう。
「龍ちゃん、あたしも嫌な予感しかしないんだけど……。
だって、基本的に……謎を解いたらずっとクリアまでは行けるって仮定してたよね?どうして、どうして『四方向』に、道が別れてるの?あたし達の作戦なら、すぐに正解の道が分かるよね?」
「つまり、もう一つ捻(ひね)って考えろって事だろ。試してみよう」
小部屋の前後左右に、綺麗に通路が広がっていた。オレ達は出発地点から見ると北西よりに進んできたが……折り返しもありそうだ。
オレと愛梨は四方に散らばり、『既読攻略法』を試してみる。
──『1秒、2秒、3秒、4秒』
