モバイバル・コード

 本当に、答えは一つだけなのか。


 オレ達が使っている、この『既読攻略法』だけ。そんなはずはないんだ。『モバイバル本戦』の本当の狙い……どんな人間を求めているのか、その答えはおぼろげながら出ているはず。


 携帯電話と、現実世界を、深く『リンク』させることが出来る人間が勝つ。


 もっと、もっと掘り下げて考えないと……。


 再び鳴り響くチャイムの音が、突破を報せた。


──『おめでとうございます。Aチーム【RARA】がチェックポイント3を通過しました』


 まだ、1/3も通過していない。残り時間が『5時間35分』。およそ45分から60分に一度、突破するのであれば、オレ達はギリギリでゴールすることになる。


 しかし、マモル達が遅ければの話だ。時間内にクリアのルールじゃない……。


 だが、ヤツらが次を突破していないという事は……何か不足の事態が生じたのかもしれない。


 そして、それは同時にオレ達にも襲ってくることだろう。その一端が、今まさに姿を現した。


「何……コレ……」