モバイバル・コード

「愛梨、この『モバイバル最終戦』の謎を解く為には……雷也も言ってた通り、3人の意識を共通させる必要があると思う」


「うん、もちろん。一人でクリア出来るとは思えない。だって、こういうのって『閃き』でしょ?」


「そう、閃き。ただ、方向性がかなり定まってきたと思う。この迷路、難しく考えるな。オレは、何か凄い機能の『アプリケーション』でも使うとばかり思っていた。だけど、違うと思う」


 オレの言葉に愛梨は目を丸くした。


 同じように、何かの特別操作をしなければ、と考えていたのだろう。


「ヤツらは、『モバイバル』は、オレ達の携帯知識を試すような言い方、書き方をしているが、その実は違う。

雷也と『マモル』が今携帯ゲームをしているのはなぜか。オレが携帯を使えないって、『モバイバル側』が知っているからだろう。リーダーであるはずのオレが、リーダーであるはずの『マモル』と戦わない事は不自然だ。

つまり、オレは戦力外じゃなくて、実は何かの役に立てるからプレイヤーとしているんじゃないのか……?」


「龍ちゃん、回りくどく話さないで。ストレートに言って」


 周りくどい方が、色々と発想が柔軟になり思いつきやすい。


 辞書を引くときに、他の類義語を覚えるような感覚に近いと思う。