モバイバル・コード

「あ、ああ…ありがとう」


──『ブブブーンブブブーン』


 頼れる男からのメッセージが届いた。


──【 メ ッ セ ー ジ 】──
■『L1ar4584』より■

【僕が『ゴール地点に居る理由』。

龍ちゃん、確かに面白い発想だよ。2回戦の時には、ただの事務所のパイプ椅子に座って指示していたのに。

問題文に注目して考えたらなんとなく、見えた。

3人が揃ったら、今僕の目の前にある扉の上のモニターに『QRコード』が発行される。

このQRコードを、龍ちゃんか愛梨が読み込んで、そこに発行されたIDを僕が打ち込めば『勝ち』なんでしょ?

僕がここに居る意味を考えた。

ここに居る意味というか、僕の『仕事』だ。


①二人に指示を出す。
②マモルとヒントを賭けたゲームをする。
③IDを打ち込む。

全部、ゴール地点に居る意味がない。2回戦のような事務所でOKだ。


じゃあ、なぜ居るのか。


本当の意味で、ゴールまで二人を『ナビゲート』する役割だ。ただ椅子に座って作戦を考えて、指示を出すだけじゃない。もっとダイレクトな話。


僕がここに居なければ……


──“二人は迷路から出られないんだ”


きっと、そうだと思う。じゃあ、何を二人にナビゲートするのか。それは今考えている。二人も考えて欲しい。】

──────────────