一回、深呼吸をして再び愛梨に説明する。
「この壁おかしいよな?さっきから変な音が時折聞こえている。いつから聞こえたのか、考えたんだけど」
「いつからって、最初からじゃないの…?」
「いや、意識し始めたのが『Wi-Fi接続』というのを切ってからだ。それまで聞こえていないと思う。何度か、この通路で休んでいたけど気づいていなかった」
──『関係しているんじゃないのか?』
オレの言葉に、愛梨が何かを閃いたようだ。スっと立ち上がり、今オレ達がもたれかかっている壁の端へ歩き、耳をあてながら一歩一歩前進してくる。
端から端まで、耳を当てて『音』を確認した後で、3歩目の場所で携帯を壁に当てて、何か操作をし始めた。
オレはあえて無言で見守った。オレなりに答えを考えておけば、愛梨と合わせて二つの答えが出来る。
それを“リンク”させればきっと相乗効果が生まれるだろう。
愛梨はすっと壁から離れて、右の通路へ姿を消した。
何をしに行ったのか、想像は出来る。3分後に戻ってきた愛梨は、開口一番。
「この壁おかしいよな?さっきから変な音が時折聞こえている。いつから聞こえたのか、考えたんだけど」
「いつからって、最初からじゃないの…?」
「いや、意識し始めたのが『Wi-Fi接続』というのを切ってからだ。それまで聞こえていないと思う。何度か、この通路で休んでいたけど気づいていなかった」
──『関係しているんじゃないのか?』
オレの言葉に、愛梨が何かを閃いたようだ。スっと立ち上がり、今オレ達がもたれかかっている壁の端へ歩き、耳をあてながら一歩一歩前進してくる。
端から端まで、耳を当てて『音』を確認した後で、3歩目の場所で携帯を壁に当てて、何か操作をし始めた。
オレはあえて無言で見守った。オレなりに答えを考えておけば、愛梨と合わせて二つの答えが出来る。
それを“リンク”させればきっと相乗効果が生まれるだろう。
愛梨はすっと壁から離れて、右の通路へ姿を消した。
何をしに行ったのか、想像は出来る。3分後に戻ってきた愛梨は、開口一番。
