モバイバル・コード

──『ブブブブーンブブブーン』


 『ピンポーン』というクイズ番組で良く聞くような音がスピーカーから鳴ると同時に、携帯が振動した。次の瞬間。


──『おめでとうございます。Bチーム【Univers】がチェックポイント1を通過しました』


 機械音声の声が、反響に反響を重ねて通路に響き渡る。携帯の画面には管理事務局からの同様のメッセージが届いていた。


「通過なんて……向こうは…『分かった』という事か?」


「どうしよう、どうすれば……先、越されたよ……」


 重圧が、脳ミソに身体に、ダイレクトにのしかかってきた。ぎゅうっと絡みつき、締め付けられ、絞られる。


 脈拍は上昇し続け、心臓の鼓動が聞こえてきそうだ。


 『ヒント』を得たから、だからすぐに通過出来たのか…?


──『ブブブーンブブブーン』


──【 メ ッ セ ー ジ 】──
■『L1ar4584』より■

【ごめん、僕のせいだ】
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「愛梨、まずい。雷也がネガティブになったら、負ける。オレ達は全く気にしてないと伝えてくれ」


「うん、分かった」