『マモル』は対戦相手だけど、勝負の相手じゃない。これは、先に突破するゲームなんだ……行動しないと。
「愛梨……行こう。深呼吸して、進もう」
二人の呼吸音だけが、通路に響く。ただの呼吸でも、確かに響いている。
もう一度どちらかに曲がれば、一気に通路は狭くなる。今でもギリギリな気持ちなのに。
「うん……二人なら、大丈夫」
「さて、愛梨がさっき進んだ右か、オレが進んだ左か、どっちにする?」
「右っ!右利きだから!」
「簡単な理由だな。よし、オレが右手をついて歩くよ。行き止まりになったら、サイン書いていこう。遠目からでも分かりやすいように。この『白い部屋』は境目がなさ過ぎる」
ひんやりとした壁に右手をついて歩き始めた。二人が並んで歩いて少しだけ余裕があるくらいの狭さだ。天井だって、ジャンプすれば届く。
目の前に見える黒いスピーカーだって長身の……あの社長が掴む事が出来るのは納得の高さになっていた。
「愛梨……行こう。深呼吸して、進もう」
二人の呼吸音だけが、通路に響く。ただの呼吸でも、確かに響いている。
もう一度どちらかに曲がれば、一気に通路は狭くなる。今でもギリギリな気持ちなのに。
「うん……二人なら、大丈夫」
「さて、愛梨がさっき進んだ右か、オレが進んだ左か、どっちにする?」
「右っ!右利きだから!」
「簡単な理由だな。よし、オレが右手をついて歩くよ。行き止まりになったら、サイン書いていこう。遠目からでも分かりやすいように。この『白い部屋』は境目がなさ過ぎる」
ひんやりとした壁に右手をついて歩き始めた。二人が並んで歩いて少しだけ余裕があるくらいの狭さだ。天井だって、ジャンプすれば届く。
目の前に見える黒いスピーカーだって長身の……あの社長が掴む事が出来るのは納得の高さになっていた。
