モバイバル・コード

 雷也が話す『仕掛け』とは、何か。おそらくは……無いと思う。


 それこそ、オレ達の思考を止めない為の雷也の『策略』だ。


 味方を騙すわけではないが……雷也自身がよく言っていたように、想像を止めるような発言はオレ達にはしない。


 愛梨がぽつりとつぶやいた。


「ケータイ……ケータイを使う何かを…考えてるのかな……」


「そうだろうな……本当に1時間に1つ、チェックポイントをクリア出来るならこんなの体力勝負だ。

雷也が気づいてないわけじゃない。オレ達もここまで推理をしてきたし、そろそろ……細道に飛び込むしかないって事だ」


 愛梨も気づいているかもしれない。雷也が仕掛けなんてまだ用意していない事に。


 でも、これで良い。幼馴染の絆が伊達じゃない事を『マモル』と『モバイバル管理事務局』のヤツらに見せつけてやる。


──『ブブブーンブブブーン』


──【 メ ッ セ ー ジ 】──
■『01_mamoru_13』より■

【どう?はかどってる?無能な3人は、迷宮をウロウロしてるのかな?】
──────────────