モバイバル・コード

 雷也の返信は3分後に届いた。


 オレと愛梨は警戒をして、まだ部屋の奥にある通路を歩こうとはしていない。雷也と息を合わせなければダメだ。



【まず一つ、事実を伝える。僕は出口に居る。いいかい、その通路を右に曲がると、扉があった。その扉には鍵がかかってて、僕はそこから出た。

ナツキさんに目隠しをされて、手を繋がれて……車に乗り込んで、6分30秒前後に今の場所に来た。

時間もヒントになると思って、携帯を見て確認していたんだ。

どうやってこの『白い部屋』に戻ったのか、ゴール地点にも同じような扉があって、そこをナツキさんが鍵を使って開けて、僕を連れてきたのだと思う。まず、ここまでいい?】



「出口に居るって……確かにナビゲーターだから出口に居ても問題はないのか……愛梨、続きをすぐに送る様に雷也に伝えて」


 愛梨は両手で携帯を素早く打っている。その時、オレの携帯が振動した。


──不快感10割


 コイツは、面倒くさいゲームになりそうだ。


──【 メ ッ セ ー ジ 】──
■『01_mamoru_13』より■

【3人共、天国に行く準備は出来た?通話禁止だけどどうせ死ぬんだから親にでも電話したらどう?】
──────────────


「5分と経たずに、2回もふざけんなよ、コイツっ!!」