「あの、あたしたち面会希望の者です。予約を取ってて……23時予約で『響 龍一』で話は通っていませんか?」
「あーあーはい。さっき上から通達が来ましたよ。3人の来賓が来るので丁重にエレベーターに乗せるようにとの通達ですよ。こちらです」
警備員に案内をされて6基あるエレベーターホールにやってきた。
早速、愛梨がボタンを押した。
程なくして到着したエレベーターに乗り込み、30階の特別応接室へと向かう。
「どうしよ、あたし緊張してきちゃった……慶二兄さん、今日ですっかり有名人になっちゃったね」
「まぁ…たまにはこういうのも面白いかもね。僕も兄貴に会いたくなってきたよ。でも会ったらまたからかわれるんだろうな。成績はどうだって」
「どうだも何も常に学年1位じゃねーか。オレなんて慶兄にお前は頭はダメだから『ココ』を使って生きていけって言われたよ」
オレは右の親指で心臓を差す。男は度胸とはよく言ったもんだ。
「あのよ、『度胸』だけで生きていけと言われたオレの気持ちにもなってみろ、雷也」
愛梨はケラケラと笑っていた。オレも雷也もつられて微笑んだ。
頭も良くなければ体力も平均よりちょっと上くらいだし。自分の魅力なんて分からない。
「案外そっちの方がラクかもね。僕ももっと能天気になれたらなぁ」
「っておい、そういう話じゃ……」
──『リンッ』
早いな、入って20秒も話をしてないと思ったが……ああ、これは『直通の高速エレベーター』か。
「着いたね」
雷也が率先して通路を進んだ
見た感じは普通のフロアか。
「あーあーはい。さっき上から通達が来ましたよ。3人の来賓が来るので丁重にエレベーターに乗せるようにとの通達ですよ。こちらです」
警備員に案内をされて6基あるエレベーターホールにやってきた。
早速、愛梨がボタンを押した。
程なくして到着したエレベーターに乗り込み、30階の特別応接室へと向かう。
「どうしよ、あたし緊張してきちゃった……慶二兄さん、今日ですっかり有名人になっちゃったね」
「まぁ…たまにはこういうのも面白いかもね。僕も兄貴に会いたくなってきたよ。でも会ったらまたからかわれるんだろうな。成績はどうだって」
「どうだも何も常に学年1位じゃねーか。オレなんて慶兄にお前は頭はダメだから『ココ』を使って生きていけって言われたよ」
オレは右の親指で心臓を差す。男は度胸とはよく言ったもんだ。
「あのよ、『度胸』だけで生きていけと言われたオレの気持ちにもなってみろ、雷也」
愛梨はケラケラと笑っていた。オレも雷也もつられて微笑んだ。
頭も良くなければ体力も平均よりちょっと上くらいだし。自分の魅力なんて分からない。
「案外そっちの方がラクかもね。僕ももっと能天気になれたらなぁ」
「っておい、そういう話じゃ……」
──『リンッ』
早いな、入って20秒も話をしてないと思ったが……ああ、これは『直通の高速エレベーター』か。
「着いたね」
雷也が率先して通路を進んだ
見た感じは普通のフロアか。
