モバイバル・コード

「雷也、直接は『マモル』と会わないって事だよな?」


 二人とも自分の携帯を見て確認していた。


「そうだね、この文章の書き方が、そう示している」


 そうなると、何かを『突破』する形になるのか。1回戦,2回戦のような課題をクリアしろという勝負かもしれない。


 あの白い廊下で突破……。何を……突破すればいいんだ?


 ヒントは、何かありそうだが。止めておこう。必要以上の詮索は返って頭を混乱させる事になりそうだ。

 
 オレ達は会計を終えて店を出た。すぐに秋葉原駅前の『イルミナスタワー』へ向かう。


「龍ちゃん、多分、予想だけど。三人離れ離れになるよ」


 タワーの前まで来て雷也がポツりとつぶやいた。


「えっ…雷也はどうして分かるの?」


 愛梨の問いかけにはまだ答えない。オレの答えを待っているようだ。