モバイバル・コード

 2回戦の山手線の順番通り、『神田』,『秋葉原』,『御徒町』,『上野』だ。


 この順番通り、『御徒町』寄りのお店。入って注文するものは毎回『北海道ラーメン』の大盛りと決めている。自動販売機で食券を買う。


「龍ちゃんってこってり系が好きだよね。あたし、塩にしようかな」


「いや、雷也の方が好きだよ。オレはどっちでもいけるかな。愛梨もここは食べてみたら?こってり系だけど食べやすいよ」


 オレの提案を聞き入れ、別のラーメンを注文する。席に着くなり、すぐに葵にメールを送らないと。


 いつも通り、打つ。


【葵、今日曜は、ありがと う。また休すすみの日に会うおうな】


 よし、これでいい。


「へい!お待ちっ!」


 たわいもない話をしている間に、店員さんの威勢のいい声が聞こえてきた。飲食店はどこも元気や活力が無ければいけないものだな。


 こうしてカウンター席で肩を並べるのも、なかなか出来るものでは無いと思う。