モバイバル・コード

「本当に、危ない事になりそうだね。だからと言って、愛梨の言った通りベストを尽くす事が1番だから……泣き言は言わないよ」


「そうだよ……龍ちゃんも雷也も話した通り、3人結束すれば、絶対に勝てるよ……。あたしはそう信じてるからっ!」


 タクシーは秋葉原駅前、あのアイドルカフェのロータリー前に停まった。


「行こうぜ。北海道ラーメンがあるだろ?久しぶりだ、秋葉原で食べるの」


 時刻は22時55分か。30分で食べて向かえば丁度いい時間だ。


 葵に、メールをしなければ……。もちろん、最後だなんて思いたくもない。


 二人にチラチラ見られるが、打つか。


 まだネオンの残光が残る秋葉原を歩く。秋葉原でラーメン屋はそこまで多くはない。


 国道沿いに出ている暖簾(のれん)を見る。


──『北海道ラーメン 三国亭』

 
 上手い味噌ラーメンが特徴のラーメン屋さん。オレと雷也はたまに御徒町(おかちまち)から秋葉原のこのラーメン屋まで歩いてくる。