雷也が繰り出した衝撃に、テーブルの上のグラスが大きく動いた。
「どうして勝手な事をするんだよっ!!!」
いきり立つ雷也に、冷静に、話すことにしよう。
「まず、オレは2回戦のあのガキ、ユウマの『2回戦のクリア方法』を聞いて『おかしい」と思った。それまでにも、何度もおかしいとは思ってたんだ」
雷也は、静かに腕を組んでテーブルに肘をついた。愛梨は、驚いている。
雷也は落ち着きを取り戻して、ゆっくりと語った。
「……『携帯を上野駅で置いて、一周放置した』って話をしていた、あのユウマって少年の話でしょ?
携帯の電池が無くなれば『執行』なのに、所有者から何キロも離れるような場所に置いていいのか、ってコトに違和感を感じるのは分かるよ。
何キロも離れて電源が落ちたら、身体に埋め込まれている小型カプセルがどうにかなるって……疑問を感じざるを得ないよね。
遠くの携帯電話の電源が落ちる、なんらかしらの遠隔操作で『モバイバル』が僕らの体内の小型カプセルをどうにかする…確かに、おかしい」
鋭い。やっぱり、雷也は嘘をついていた。
「どういう……事?ごめん、全然分からないよ……」
愛梨が明らかに狼狽している。不穏な空気を察するのは、女の方が鋭い。
「どうして勝手な事をするんだよっ!!!」
いきり立つ雷也に、冷静に、話すことにしよう。
「まず、オレは2回戦のあのガキ、ユウマの『2回戦のクリア方法』を聞いて『おかしい」と思った。それまでにも、何度もおかしいとは思ってたんだ」
雷也は、静かに腕を組んでテーブルに肘をついた。愛梨は、驚いている。
雷也は落ち着きを取り戻して、ゆっくりと語った。
「……『携帯を上野駅で置いて、一周放置した』って話をしていた、あのユウマって少年の話でしょ?
携帯の電池が無くなれば『執行』なのに、所有者から何キロも離れるような場所に置いていいのか、ってコトに違和感を感じるのは分かるよ。
何キロも離れて電源が落ちたら、身体に埋め込まれている小型カプセルがどうにかなるって……疑問を感じざるを得ないよね。
遠くの携帯電話の電源が落ちる、なんらかしらの遠隔操作で『モバイバル』が僕らの体内の小型カプセルをどうにかする…確かに、おかしい」
鋭い。やっぱり、雷也は嘘をついていた。
「どういう……事?ごめん、全然分からないよ……」
愛梨が明らかに狼狽している。不穏な空気を察するのは、女の方が鋭い。
