「龍ちゃん、こっちの方が全部見渡せるよ」
雷也が寄りかかった場所は最後尾のバーだった。確かに、ここの方が見渡せるかも。
愛梨はドサクサに紛れて手を繋いできた。まったく、ドタバタガールだと思う。
「すげぇなぁ……こんな星に囲まれて、オレ達の悩みなんてどうでも良くなるよな」
「僕もそう思う。人間は、将来的に宇宙にまでいけるのかな」
「どうだろう。行ったら雷也は何したい?宇宙でも、ゲームか?」
「龍ちゃん、考えてよ。『電波』が通じるわけないでしょ」
確かに。愛梨と話をしてて前半10分は見逃してしまった。後半は星についての説明だった。
でも、オレの頭の中に……説明は入ってこなかった。慶兄との思い出で、頭がいっぱいになったから。
時折、ギュっと強く手を握る愛梨の方を見る。手のひらを通じて、オレの気持ちが、考えが伝染しているように感じた。
終わったら……面倒なことにはなりそうだが、クソモバイバルに参加するより1万倍マシだ。生死をかけた悩みと、恋愛の悩みならみんな後者を取るのは当たり前の話だ。
雷也が寄りかかった場所は最後尾のバーだった。確かに、ここの方が見渡せるかも。
愛梨はドサクサに紛れて手を繋いできた。まったく、ドタバタガールだと思う。
「すげぇなぁ……こんな星に囲まれて、オレ達の悩みなんてどうでも良くなるよな」
「僕もそう思う。人間は、将来的に宇宙にまでいけるのかな」
「どうだろう。行ったら雷也は何したい?宇宙でも、ゲームか?」
「龍ちゃん、考えてよ。『電波』が通じるわけないでしょ」
確かに。愛梨と話をしてて前半10分は見逃してしまった。後半は星についての説明だった。
でも、オレの頭の中に……説明は入ってこなかった。慶兄との思い出で、頭がいっぱいになったから。
時折、ギュっと強く手を握る愛梨の方を見る。手のひらを通じて、オレの気持ちが、考えが伝染しているように感じた。
終わったら……面倒なことにはなりそうだが、クソモバイバルに参加するより1万倍マシだ。生死をかけた悩みと、恋愛の悩みならみんな後者を取るのは当たり前の話だ。
