モバイバル・コード

 オレ達は適当に話をして過ごした。時刻は16時を過ぎていて、今日の0時の戦いまでにもう一度仮眠は取りたい。


 だが、オレにはどうしても……行きたい場所があった。


「雷也、愛梨。本当は葵も一緒に連れて行きたかったんだけど、どうしても行きたかった場所があるんだ」


「えっ?どこ?」


 愛梨が不思議そうな顔をした。そうか、オレがどこに行きたいなんて言う事はないから、珍しいのか。


「『プラネタリウム』観に行きたい。1時間もかからないで終わるだろ?ほら、この前…あの『イルミナスタワー』に行った時に見たんだ。最上階特別プラネタリウムって書いてあってさ」


「なんだかオシャレだね。でも、龍ちゃん星好きだもんね。いいよ、僕も行きたい。敵情視察も兼ねて、行こうよ」


「あ……そっか、あのビルの所有者って…龍二さん達の『特別情報省』が管轄してるんだよね。あたしも行きたいなっ!」


 雷也はこうなったら電光石火で移動する。ここら辺、慶兄にそっくりだと思う。


「じゃあ決定、すぐ行こう。18時までには帰って、風呂は行って22時まで2時間交代で寝てよう。2,3時間眠れば人間の疲れは取れるから、夜もいけるはず」


 準備をして、すぐに秋葉原駅前に向かう。道路を渡ってもう一度戻る形になるのか。


「ありがとうございました、またの冒険をお待ちしております」