モバイバル・コード

「『マモル』の事だから動画とかも検索したと思うんだけど、多分見つからないと思うんだ。

戦闘の記録は無断転載禁止って、僕のチームのルールに書いているから、見つけたらみんな管理しているサイトに通報すると思うし。こういう時、大所帯だと強いよね」


 あながち携帯世界のお友達も役に立つものだ。オレもお友達作ろうかな。


「あたしも龍ちゃんに『探(さぐ)り』入れようか……『マリリン』とかにお願いして」


「マリリンって……ああ、愛梨の友達の、バトミントン部のあの子か。って、今オレにネタばらししたら、探りも何も無いだろ?」


 舌を小さく出し、エヘヘと笑った。もしかしてこの質問、会話自体が『探り』なのか…?


 オレ自身が、愛梨に対して疑心暗鬼になってどうする、ホント、人間はすぐに相手の事を疑う。それすらも、自分だけなのかと疑いたくなる。


 雷也が、深い深いため息をついた。


「ふぅ……ビンゴだったね。苦戦したようだけど、マモルの負けだって」


「ネタバレしちゃえばなんて事が無さそうだ。常勝無敗のカラクリもここまでだったって事だな」


 差し込むなら、今しかない。