モバイバル・コード

【今忙しいから、30分後ならいいかな。ウォーミングアップでもしててよ、適当に人見つけてさ】


 なるほど、時間差をつけるわけだ、まず。


「僕らの予想がドンピシャなら、代理の彼のレベルだと『マモル』は警戒する、と予想済みだよね。雑魚ならすぐに戦って蹴散らす…いや、その前に戦いすらもしないと思うけど。

代理の『戦略』君は、中学生だけど僕より強いと思うよ。多分、『マモル』は警戒したんだろうね。彼には他の人から挑戦が来ればすぐに教えてって伝えてあるから。もちろん、裏に僕が居る事は一切隠すように伝えているから大丈夫」


「なぁ、『戦略』君って名前面白いな。なんか頭良さそうなハンドルネームだ」


 雷也が唇を噛んで笑いを堪えている。


「何が面白いんだ?『戦略』君ってハンドルネームだろ?」


「カレの本名だよ。『戦略』って」


「はっ!?マジかよ『せんりゃく』君って凄いな」


「ホント、面白いね。最近はカワイイ名前つけるのが多いからね」

 
 愛いの言葉に雷也は、まだ苦笑している……まさか。


「違う、僕は『せんりゃく』って話したけど、実は『せんりゃく』じゃない。『タクティクス』君だ」


「タクティクス!?えっ、それ本名なの?苗字は?」