モバイバル・コード

「整理するね。

結論は出た。つまり、『マモル』が強い理由。それは、『協力者』が居る。

『マモル』が戦う前に、僕の所にも愛梨の所にも、別の人物が来ているはずだ。

絶対に1回は、来ている。

『マモル』は何かの方法で、その戦いを見ている。

元々強い上に、プレイヤーの戦い方を先に見ているのなら、『マモル』の方が圧倒的に有利。それを、みんなは勝手に『マモル』というプレイヤーは基本的に一匹狼で、たまに組んで戦うくらい。しか思ってないから、負けるんだ」



──本音5割 核心3割 安心2割



 オレの頭の中では、対『マモル』戦に向けて策を張り巡らせている。思いつきそうだ。雷也は、冷静に続けた。


「それで、先に『マモル』が自分の情報を持っているとも知らずに1回戦う。

負ける。マモルはこう考える。

『情報通り、やっぱりコレに弱い』と。

そうなればかなり、有利。

龍ちゃんが好きな『先手』を打たれてるわけだから。こっちはワケの分からないまま戦う事になるよね。

2回、3回と負けたら頭の中は温まってるから、余計に負ける。結果、『マモルは強い』で終わる。

変幻自在の戦い方が出来る事は、『マモル』が本当に強い証明だけど、勝率を8割から9割へ押し上げる為に、行っている事だと思う」


 納得がいった様子の愛梨は、その大きな瞳をパチパチさせている。