モバイバル・コード

「……なるほど、確かに敵が強すぎたら何も考えられない。

なんで負けたかも、明確な原因が分からない。

この推理の面白い所は、みんな勘違いしてたのは、一匹狼『マモル』が他人と交流などしていないって、信じ込んでいた所だよな。

雷也みたいに、仲間がいっぱい居る訳でも無い。

つまり、自分の『弱点』なんてマモルが『初見』で知るわけがないと、踏んでいるわけだ。もちろん、腕が立つ事は間違いないが、勝ちを確定させる為の『情報戦』ですでに負けているという事か……ある種、『トリック』に近い盲点」


 愛梨も雷也も、二人共考え始めた。オレも、頭の中をフル回転させている。


「……龍ちゃん、流石だね。ゲームから切り離せばすぐに想像つくんだね。龍二さんが言った通りだ。『盲点』だよ。なんで、今まで誰も気づかなかったんだろう……」


 それぞれの考えが、熱を帯び、勝利への道筋へと繋がっていく。


 共有していく。少しずつ積み上げられていく。


 『最強』の種明かしが出来そうだ。