モバイバル・コード

 雷也は視線をドアの方に向けた。誰かが通り過ぎたのか。


「うん。まぁ……バラバラなゲームだとしても、一つに繋がるようなゲームな気はするけど」


「あたしには良くわかんない。もっと簡単に言ってよ」


 ホント、頭は良いのに愛梨はぶぅぶぅと頬を膨らませる。なんだかんだで長女だからワガママに育ってるかも。


「オレと雷也に分かってどうして分からないんだよ。要するに、3人バラバラとか、ないってこと!最後の戦いなのにチームワークとか意識しない戦いでどうするんだよ。だから、『マモルチーム』と戦って勝つ為には、オレ達3人の連携勝負になるんじゃないのかって話っ!」


 少しだけ語気を強めて愛梨に説明する。


「そういう事ねっ!二人とも、たまにまわりくどい時あるよ。男と女は違うんだから、そんな複雑な事言わなくていいから結果だけ教えてよ、結果だけっ」


 決まって愛梨がこういうと、オレと雷也は顔を見合わせるんだ。どうして、男女の脳ってこんなにも違うんだろう。


 いっそ聞いてやろう。


「なぁ、話し変わるけど、なんで愛梨はなんだろうな、そう結論だけサバサバ聞くの?いつも思うんだけど」