モバイバル・コード

「雷也、竜二さんの事、はめた時あっただろ?もう一度、ナツキさんあたりとコンタクト取れないかな。優遇してもらえたらそれに越した事はないだろ…?」


 雷也は考え事をしているようだった。


「あ、あああ、うん。そうだね。それならいいけど…また電池パック大作戦やってみる?」


「葵が帰ったらやってみるか」


 本屋に着いて、二人ともバラバラに行動をした。オレが向かった先はギャンブル関連の本が置いてあるコーナー。


 『マモル』とどんな戦いをするのか分からないが、もし精神力の勝負になった場合に、勝つのはメンタルが強い方だ。『マモル』を突き崩すならそこしかない。


 ポーカーの本、マージャンの本。勝つ為の思考術。

 
 少しでも、『マモル戦』に役立つなら……何もしないよりマシだ。


 『折れない心、諦めない心』


 言葉で言うのは簡単だが、これを会得する事は人生において……難しい。オレの少ない人生経験でも、分かる。


 雷也も愛梨も、オレも……いつまでも高校生だとか大学生だとか…多分言っていられない。昔なら元服している歳だ。