「どういう事だよ、ちゃんと言ってくれよ」
「相手が強くて、気分が滅入るのは分かるよ。だけど、ここまで来たんだよ?最後だって勢いで行くしか無いよ。例え、負けても……あたしは二人と一緒に死ねるなら、覚悟は出来ているから。今日の電車で、強く思ったの」
愛梨らしからぬ答えに、少し驚きを隠せない。オレの目を見て、愛梨は続けた。
「生は有限なんだって。無限に生きるように感じるのは、あたし達が若いから。確かにコレから先、何十年と生きることになるよね。
龍ちゃんがおじいちゃんになって、あたしがおばあちゃんになって。だけど、こんな目に合って散々な想いをしてるけど……今の一瞬の輝きは、一生経験出来ないと思う。
命を賭けて戦うなんて、普通、体験出来る?戦争でもないこの国で」
オレは、七枷愛梨という人間を見誤っていた。
この女の子は、おっちょこちょいでドジでうるさい。だが、『生』に関して誰よりも深く、考えているのだろう。
女性ゆえの、『生命を産み、育くむ人』だから……なのか。
「愛梨、変わったな。どうして、そんなに……強くなった?」
愛梨は、そっと目を閉じる。3拍おいて、パッと見開いた。その笑顔を見ると、胸がスッキリしてきた。
「相手が強くて、気分が滅入るのは分かるよ。だけど、ここまで来たんだよ?最後だって勢いで行くしか無いよ。例え、負けても……あたしは二人と一緒に死ねるなら、覚悟は出来ているから。今日の電車で、強く思ったの」
愛梨らしからぬ答えに、少し驚きを隠せない。オレの目を見て、愛梨は続けた。
「生は有限なんだって。無限に生きるように感じるのは、あたし達が若いから。確かにコレから先、何十年と生きることになるよね。
龍ちゃんがおじいちゃんになって、あたしがおばあちゃんになって。だけど、こんな目に合って散々な想いをしてるけど……今の一瞬の輝きは、一生経験出来ないと思う。
命を賭けて戦うなんて、普通、体験出来る?戦争でもないこの国で」
オレは、七枷愛梨という人間を見誤っていた。
この女の子は、おっちょこちょいでドジでうるさい。だが、『生』に関して誰よりも深く、考えているのだろう。
女性ゆえの、『生命を産み、育くむ人』だから……なのか。
「愛梨、変わったな。どうして、そんなに……強くなった?」
愛梨は、そっと目を閉じる。3拍おいて、パッと見開いた。その笑顔を見ると、胸がスッキリしてきた。
