モバイバル・コード

 後『3回』しかチャンスが無いんじゃない。『3回』もあるんだ。


 諦めるな、思考を止めるな。分からないからって、勝負を投げるな。


 よし、一発二人に檄(げき)を飛ばしてやろう。


【二人ともだいじょぶか 汗ってないかもうすれちがいってなにかするの はわかってるだろ 発信想のてんかんしたほうがいいじゃないか?】



 オレのメールに丁度答えるように、雷也から連絡が来た。



【そうだね、確かに『カメラ機能』は考えてたよ……正確には『動画機能』だね。ただ、分かってる通り暗いんでしょ?

撮影できないかもしれない。それはどう……?龍ちゃんの言う通り、僕達は焦ってるよ。分かっている……。愛梨、大丈夫?】

 
 愛梨が心配でたまらない。多分、泣いている気がする。昔からそうだ、行き詰ったら泣き出す。普段は強気でも、女だからな……。


 愛梨はすぐにメッセージを届けた。



【大丈夫……怖いけど、龍ちゃんと雷也が居るから……あたし、どうすればいいんだろう……】



 どうすればいいのか、オレも聞きたい……。


 間もなくすれ違うはずだ。どうする、携帯電話で撮影するだけなのか…?