モバイバル・コード

「じゃあ決定だね。二人共、この2回戦の種目は1回戦同様、3人で連絡が取れない種目かもしれない。もしそうでも……諦めるのはナシだよ」


「あっ、当たり前じゃん、怖いけどあたしだってまだ死にたくないし、なにより龍ちゃんといっし……」


「はいはい、行くぞー! いつものアレ、やろうぜ」


 オレは両手でコブシを作って、雷也と愛梨に向ける。


「いつものアレって、生まれて初めてこんな事する気がするけど……ははは」


 雷也もコブシを作って両手で構える。


「え、何? これ、あたしもやらないとダメなの?」


 オレと雷也は、同時に深く頷いた。


 葵の癖が伝染したように、愛梨はもじもじしだした。


「……なんか恥ずかしいよ、やっぱりやめ……」


──『ゴツンッ』


「ハイ、がんばろー!! チーム『RARA』ファイトッ、オッーーー!! あたしがついてるから絶対に負けないんだからねっ!!」


「お、おう、おおーー!!」


「う、ううん、おおーー!!」


 ホント、愛梨にはタイミングを狂わされる。


 オレ達、チームRARAが結束を固める儀式で意識を統一した。





 その瞬間。