「まぁいいけどさ、オレ達に何の用なの? ただの尾行の練習台って事?」
「2回戦の招待よ。私が説明するのが役目。上野からあなた達が出ようとしたら止めるように言われているの。それと……尾行の練習も兼ねて来いといわれただけ」
ナツキの後ろに居る雷也が、右手で額を押さえる仕草をした。
「バカ正直なのも良いけど、相手がオレ達じゃなかったらナツキさん、あんた人質にでも取られて脅されていたかもよ。
正直、今でもオレ達は慶兄にした事は許してないし管理事務局なんてぶっ潰してやりたい」
ナツキは大きな瞳をカッと開いた。
「新人さんなんでしょ? 昼間、昔慶兄がしていたバッジを、スーツの襟元にしてたよね」
「……くっ……どうして……どうして……」
ナツキは唇をキツく噛み締めて悔しそうな表情だ。
目には薄っすらと涙を浮かべている。
「そうだよっ!!あたしだって慶二兄さんを殺したあんた達、絶対に許してあげないんだからねっ!!」
「龍ちゃんの言う通り、僕も許しちゃいないよ。兄貴の……兄さんのカタキはこの世から消してやりたい。
龍ちゃん、もうこの人を人質にして今から霞ヶ関でも行こうよ」
雷也のアブナイ発言にナツキよりオレが驚いた。
冗談のつもりなのに、雷也は本気で言ってるようにしか見えない。
「くっ……どうしてなの……」
女をいじめるのは趣味じゃないが、相手が敵なら妥協しない。
世の中には分かり合えない立場の人間が居ることくらい、オレ達でも分かる。
ナツキの瞳に寄り添う涙が、下に落ちそうなその時だった。
「2回戦の招待よ。私が説明するのが役目。上野からあなた達が出ようとしたら止めるように言われているの。それと……尾行の練習も兼ねて来いといわれただけ」
ナツキの後ろに居る雷也が、右手で額を押さえる仕草をした。
「バカ正直なのも良いけど、相手がオレ達じゃなかったらナツキさん、あんた人質にでも取られて脅されていたかもよ。
正直、今でもオレ達は慶兄にした事は許してないし管理事務局なんてぶっ潰してやりたい」
ナツキは大きな瞳をカッと開いた。
「新人さんなんでしょ? 昼間、昔慶兄がしていたバッジを、スーツの襟元にしてたよね」
「……くっ……どうして……どうして……」
ナツキは唇をキツく噛み締めて悔しそうな表情だ。
目には薄っすらと涙を浮かべている。
「そうだよっ!!あたしだって慶二兄さんを殺したあんた達、絶対に許してあげないんだからねっ!!」
「龍ちゃんの言う通り、僕も許しちゃいないよ。兄貴の……兄さんのカタキはこの世から消してやりたい。
龍ちゃん、もうこの人を人質にして今から霞ヶ関でも行こうよ」
雷也のアブナイ発言にナツキよりオレが驚いた。
冗談のつもりなのに、雷也は本気で言ってるようにしか見えない。
「くっ……どうしてなの……」
女をいじめるのは趣味じゃないが、相手が敵なら妥協しない。
世の中には分かり合えない立場の人間が居ることくらい、オレ達でも分かる。
ナツキの瞳に寄り添う涙が、下に落ちそうなその時だった。
