「なぁ、もうゲームはいいよ、ゲームは。それがどうなろうがオレ達の命には関係ない事だろ?
それより大事なのは『マモル』ってヤツだろ。ちなみに雷也達のそのチームでも勝てるヤツとか居ないのか」
「とんでもない、絶対に勝てないよ。全部のゲーム上手いし、それも徒党を組まないで有名だから。あたし、一回戦った事あるけど、すぐに負けちゃった。葵ちゃんでも通用しないと思うよっ!」
そうだ、葵から連絡が来てない。少し心配になる。
オレは携帯で葵にメッセージを送る。
二人がオレの操作をジッと見つめている。
絶対に物珍しさだけで見ていると思う。
【葵、龍 一だけ ど今どこ、でなにしてる。朝あえなくてごめんきょうはいそがしいけど明日 なら、時間外あるかもしれない すこし会えるか】
愛梨の眼差しが少し強い気がするが、ふっと視線を外してくれた。
「飯も食ったし、寝るか。オレ、部屋行ってるわ。とりあえず22時くらいまで寝てようぜ」
「あたしもお昼寝…じゃないや、夕寝しよっと。シャワー浴びたいな。覗いちゃダメだからね!」
「毎回そのセリフ言うよな、違うパターンは無いのか?」
「龍ちゃんみたいなエッチさんにはしつこいくらいが丁度いいのっ!!」
「そうだね、じゃあ愛梨、一緒に入ろうか」
「うん……って、ええっ!?」
「じゃあ龍ちゃん、僕ら一緒に入ってくるから覗いちゃダメだよ。はいはい、行った行った」
「ちょちょっとっ…雷也っ!!」
──『バタンッ』
雷也は愛梨の背中を押して、リビングを出て行った。
