そのメガネの奥の瞳が、静かな怒りの色を宿していた。
「着いたぞ」
「話せ。全部だ。客の特徴から会話の内容まで全部だ。早くしろ」
中年親父は神田のロータリーにタクシーを止めて、ハザードランプを点けた。
「……昨日の17時頃、30代くらいの男が二人と女一人の三人で池袋から乗ってきた」
「特徴は」
「ルームミラー越しだし、暗くて良く分からなかったが…男の一人が金髪だった。女は縞模様が入ったコートを着ていた。もう一人の服装は分からないが関西弁を話して居たのは覚えている」
雷也が心当たりがあるようだ。オレも愛梨も分かっている。
「龍ちゃん、それって……全員にメッセージでゲームがしたいって言ってたアイツだよね?僕と戦った人だ」
「いや、他のチームにも関西弁のヤツが居るかもしれない。まぁ可能性は高いとは思うけどな」
運転手は話を続けた。
「会話の内容は携帯ゲームの話が少しと後は……あんた達が話をしてた『死ぬ死なない』とか、本戦1回戦は余裕だったとか」
間違いない、チーム『祭り』の3人だろう。
1回戦あがりでこのタクシーに、『池袋』から乗り込んだんだ。
「それで、どこで降ろした。後は何を話していた、もう少しちゃんと思い出してくれ」
「お客さん、ここから先は別料金が掛かるよ。降ろした場所なんて言えないよ」
「お前、ふざけてるのか。全部話すと約束しただろう」
自分の血が、沸騰するのを感じた。暴力的な事は好きじゃないが、一発ぶん殴りたい。
「着いたぞ」
「話せ。全部だ。客の特徴から会話の内容まで全部だ。早くしろ」
中年親父は神田のロータリーにタクシーを止めて、ハザードランプを点けた。
「……昨日の17時頃、30代くらいの男が二人と女一人の三人で池袋から乗ってきた」
「特徴は」
「ルームミラー越しだし、暗くて良く分からなかったが…男の一人が金髪だった。女は縞模様が入ったコートを着ていた。もう一人の服装は分からないが関西弁を話して居たのは覚えている」
雷也が心当たりがあるようだ。オレも愛梨も分かっている。
「龍ちゃん、それって……全員にメッセージでゲームがしたいって言ってたアイツだよね?僕と戦った人だ」
「いや、他のチームにも関西弁のヤツが居るかもしれない。まぁ可能性は高いとは思うけどな」
運転手は話を続けた。
「会話の内容は携帯ゲームの話が少しと後は……あんた達が話をしてた『死ぬ死なない』とか、本戦1回戦は余裕だったとか」
間違いない、チーム『祭り』の3人だろう。
1回戦あがりでこのタクシーに、『池袋』から乗り込んだんだ。
「それで、どこで降ろした。後は何を話していた、もう少しちゃんと思い出してくれ」
「お客さん、ここから先は別料金が掛かるよ。降ろした場所なんて言えないよ」
「お前、ふざけてるのか。全部話すと約束しただろう」
自分の血が、沸騰するのを感じた。暴力的な事は好きじゃないが、一発ぶん殴りたい。
