「しかし、本当に危なかったね……まさか探知機まで常備してるとは思わなかったよ。保険をかけて正解だったね。」
雷也の声色が本当に安心しきっている様子だ。
オレも今は何も考えずに修羅場を乗り越えた安堵感だけ感じていた。
「二人とも、顔は大丈夫? あたし絆創膏持ってるから使いなよ。それとバイクの後ろ、怖かったんだから!! もう乗らないからねっ!!」
後部座席に座るオレと雷也に手渡してくれた。
「ありがとう。顔は大丈夫だけど、マジできつかった。本当に愛梨のおかげで助かったよ」
「そうだよ龍ちゃん、竜二さんはともかく他の奴らは本当に殴る気だったし、消しかねない勢いだったよ。愛梨には頭が上がらなくなっちゃったね」
オレ達の会話を聞いて愛梨がくすくすと笑い出した。
「無茶するのは昔から得意だよね、二人共。じゃあお礼に美味しい物食べたいなっ!! 今日の……本戦2回戦は夜中だし、寝ておかないとまずいよね?早く食べてホテルで一度寝た方が良いと思う」
もっともなご意見。
「オレはもっと色々分かると思ったけど……有益な情報は一つしか得られなかったな」
「えっ? 何か分かったの?」
愛梨が少し驚いた、そうだ聞いてなかったもんな。
「あのナツキって女の人の反応でしょ? 『発動』したって言ってた。龍ちゃんが倒れた時にね。僕のイヤホンでバッチリ聞こえたよ」
流石は雷也だ、よく分かってる。
「ああ、そうだよ。確かに狼狽(ろうばい)してた。つまり、オレ達は本当にミスるとあの世行きになる可能性が高い。参ったな……」
車内が一気に暗くなった。
「……お客さん達、いやごめんね。あの盗み聞きしているようで。少し気になったんだけど何か……まずい事でもあるの?」
唐突に沈黙を破ったのは運転手のしゃがれ声だ。
雷也の声色が本当に安心しきっている様子だ。
オレも今は何も考えずに修羅場を乗り越えた安堵感だけ感じていた。
「二人とも、顔は大丈夫? あたし絆創膏持ってるから使いなよ。それとバイクの後ろ、怖かったんだから!! もう乗らないからねっ!!」
後部座席に座るオレと雷也に手渡してくれた。
「ありがとう。顔は大丈夫だけど、マジできつかった。本当に愛梨のおかげで助かったよ」
「そうだよ龍ちゃん、竜二さんはともかく他の奴らは本当に殴る気だったし、消しかねない勢いだったよ。愛梨には頭が上がらなくなっちゃったね」
オレ達の会話を聞いて愛梨がくすくすと笑い出した。
「無茶するのは昔から得意だよね、二人共。じゃあお礼に美味しい物食べたいなっ!! 今日の……本戦2回戦は夜中だし、寝ておかないとまずいよね?早く食べてホテルで一度寝た方が良いと思う」
もっともなご意見。
「オレはもっと色々分かると思ったけど……有益な情報は一つしか得られなかったな」
「えっ? 何か分かったの?」
愛梨が少し驚いた、そうだ聞いてなかったもんな。
「あのナツキって女の人の反応でしょ? 『発動』したって言ってた。龍ちゃんが倒れた時にね。僕のイヤホンでバッチリ聞こえたよ」
流石は雷也だ、よく分かってる。
「ああ、そうだよ。確かに狼狽(ろうばい)してた。つまり、オレ達は本当にミスるとあの世行きになる可能性が高い。参ったな……」
車内が一気に暗くなった。
「……お客さん達、いやごめんね。あの盗み聞きしているようで。少し気になったんだけど何か……まずい事でもあるの?」
唐突に沈黙を破ったのは運転手のしゃがれ声だ。
