モバイバル・コード

 あれが、あの屋上が『難易度1』なら……『難易度8』はどうなるんだ?


 オレ達は無言のまま突っ立っていた。


 オレも含めて愛梨も雷也も、頭の中で今の情報を整理しているのだろう。


──『バタンッ』


 葵がテラスに出てきた。


「……み、みんなどう……した……の?」


 少し怯えた表情でオレ達を見る葵。


 ちょっと時間をかけ過ぎた。


 この通りなら、明日が明けて明後日の深夜1時まで時間がある。


 丁度24時間くらいあるのか……。


「なんでもないよ、明日のさ、ミステリーツアーを今から発表しようかって話だよ。なんなら葵も行くか?」


「えっ!?」


「どういう事、龍ちゃん」


「……いき…た…い」


 いいリアクションをするな、みんな。


 とても死刑宣告を受けたとは思えないな。


「いや、だからさ。ちょっと事情があって旅行は1日だけにするわ。本当なら1週間くらいって思ってたんだけど、雷也のお父さんが厳しくて」

 
 話終わり、オレは雷也に目配せをした。