モバイバル・コード

「だからあたし達もビックリしてるんじゃん……ただね、一つだけオマケがあったの」


「オマケ?」


「2回分のスコアを足していいって、後から追加メッセージが来たんだよ。

さすがに1位から10位までのスコアは、ちょっとセンスがおかしい人じゃないと出せないスコアだよ。あたしもやったけどお話にならなかった」


「雷也は? 雷也なら2回もチャンスがあればいけたんじゃないのか?」


「雷也は2位の人には勝ったんだけど、どうしても1位の人には10万点くらい追いつかなくて……そもそも、さっき初めて触ったゲームで高得点取れっていう方が無理だよ。

多分、朝まで雷也がやっていたら超えたかなとは思ったけど……」


 そりゃそうだ。


 いきなり中学生の野球部員にメジャーリーグの球を打って来いと言っているようなものだ。


「でも葵は凄いよ、やっぱり携帯天使は違うわ」


 愛梨が少し頬を膨らませた。


「どうせあたしがお荷物ですよー。龍ちゃんはお昼に頑張ったし、雷也もなんだかんだ頑張ってたもん。

あたしだけ何にもしてない。ちょっと自分に腹が立つんだよ……」


「後、どれくらいゲームをするのか分からないが、残りが4チームなら総当り戦かもしれない。愛梨の見せ場は必ずやってくるよ」


 総当りなんて面倒な事、しなくていいけど。