モバイバル・コード

 そういえば……。


「オレ……してない……。もしかして……」


 雷也が驚いて腰を浮かせた。


「ちょっと、それって本当かい!? 試合中は普通、サイトを確認するよね…? むしろ、常時接続をしてるとばかり思ってた」


「待てよ、そういう二人は試合中に接続してなかったのか!?」


「あたし達、携帯電話の機能制限をされてたからネットに接続出来なかったんだよ!! 何してるのバカッ!!」


 確かに出来るのであればすぐに話しているはずだ。


 クソ、なんなんだよ。


 二人とも言い方がキツ過ぎる。


 とんでもない事をしでかしていたかもしれない……。


 雷也が、自分の携帯電話を見ながらつぶやいた。


「……限定QRコード配布中! 豪華アイテムがもらえる!

都内全域にある宣伝トラックにてアクセス……『可能』

この情報、更新時間が『午前11時』になってる……」


 最速で携帯の画面に触れる。


 ルールが届いたメッセージをもう一度見直してみる。