「二人共何か食べてきたなら、僕に任せるのが話の流れってものでしょ。あのね、ここ兄さんの店なんだ」
「えっ!?」
オレと愛梨の声が調和した。
「確か、2年くらい前にオープンした店だ。僕が中学卒業の前に、兄貴に連れられて来た」
「そうだったんだな。気を使ってせっかくの機会だから連れて来た、と」
店員が来て雷也は一言、最上級のコース3人前と伝えた。
すぐに専属のシェフが名刺付きで挨拶をし、伊勢エビだという巨大エビを焼き始めた。
「魚に肉か。雷也、愛梨がどちらを選んでもこの店に来ただろ」
オレは金色の縁で囲まれた、豪華なメニューを読んだ。
「うん、二人のデートスポットにでも活かして貰おうと思ってね」
ミネラルウォーターをワイングラスで飲む雷也は様になっていた。
愛梨もいつもの落ち着かない雰囲気を消していた。
右手を軽く閉じて、テーブルの上で頬杖をついている。見慣れない光景と暖色の照明が入り混じり、少しの妖艶さを感じる。
まるで仕事終わりで二人で軽く飲みに来た、そういう雰囲気だ。
二人の 親友の大人びた顔を見るとオレは成長しているのか少し不安になった。
「……まぁいいよ。とりあえず食べようぜ!」
「えっ!?」
オレと愛梨の声が調和した。
「確か、2年くらい前にオープンした店だ。僕が中学卒業の前に、兄貴に連れられて来た」
「そうだったんだな。気を使ってせっかくの機会だから連れて来た、と」
店員が来て雷也は一言、最上級のコース3人前と伝えた。
すぐに専属のシェフが名刺付きで挨拶をし、伊勢エビだという巨大エビを焼き始めた。
「魚に肉か。雷也、愛梨がどちらを選んでもこの店に来ただろ」
オレは金色の縁で囲まれた、豪華なメニューを読んだ。
「うん、二人のデートスポットにでも活かして貰おうと思ってね」
ミネラルウォーターをワイングラスで飲む雷也は様になっていた。
愛梨もいつもの落ち着かない雰囲気を消していた。
右手を軽く閉じて、テーブルの上で頬杖をついている。見慣れない光景と暖色の照明が入り混じり、少しの妖艶さを感じる。
まるで仕事終わりで二人で軽く飲みに来た、そういう雰囲気だ。
二人の 親友の大人びた顔を見るとオレは成長しているのか少し不安になった。
「……まぁいいよ。とりあえず食べようぜ!」
