モバイバル・コード

 周りを見る。みんな同じ表情で街を歩いている。


 日常化された行動に、いずれオレも染まっていくんだろうな。


 誰も『モバイバル』の真実には気づいてないようだ。


 みんな、何かに誰かに少しずつ嘘をつかれて、誤魔化されて、人生を生きているのかもしれないな。


──『1』



 胃に穴が空きそうなくらい、胃酸が出ているのが分かる。

 
 試合は3時間だから14時で終了。そうしたら雷也と愛梨とラーメン食べに行こう。


 葵、もう一度会いたい。お前から教わった知識、無駄にはしない。


 『やるしかねぇだろ』そう、慶兄ならきっとそうやって笑い飛ばす。


 オレも趣味じゃない、めそめそするのは。


 普段は動かないけど、やるなら派手にかましたい方だ。




──頭の中に、白い大きな扉が視えた


──きっと未来へと続く、真実の扉だ



ワクワクしてきた。



────本気10割



────逆境でこそ弾けるのさ



──『0』