「はやい……凄く……」
【わたしもね、凄く緊張してるんだな。それに……龍一のことばっかり考えて、頭の中がパンクしそうなの。】
本来の目的を忘れて、このまま葵を抱きしめられたらどんなに楽だろう。
葵に、全てを打ち明けた所で『モバイバル本戦』に出場する事は変わらない。
オレだけじゃないんだ、愛梨も雷也も居る。やるべき事があるのに一人だけ気を抜くわけには…いかない。
【龍一……愛梨さん、龍一のことが大好きなはずだよ。わたしには分かるんだな。】
葵はオレの右手を自分の胸に当てさせたまま左手だけで文字を打つ。
「どうして、あの二人は付き合ってるんだぞ。愛梨はああ見えても浮気とかするタイプじゃない」
【それはわたしにもわからないんだな。だけど、好きな気持ちははっきりと伝わるよ。きっと事情があるんだな。】
葵はオレに華奢な身体を預けていた。
この位置から見えない顔は携帯電話の反射が映し出してくれる。葵もオレの顔を見ているようで、携帯電話の画面越しに目が合う。
「仮に、そうだとして……雷也と付き合ってるのは事実だ。オレは……葵のことがもっと知りたい」
【わたしも待てない、龍一が誰とも付き合ってないなら、わたしがお嫁さん候補になりたい。それに、今すぐキスしたいな】
「葵、待ってくれ。それ以上、オレを揺さぶらないでくれ。明日は大事な旅行があるんだ……3人の中を、壊したくはない」
【明日はテストがあるの。家庭教師のテスト。だから、頑張れるように龍一におまじないをかけて欲しい】
──『チュッ』
天使のおでこにキスのご挨拶。
【わたしもね、凄く緊張してるんだな。それに……龍一のことばっかり考えて、頭の中がパンクしそうなの。】
本来の目的を忘れて、このまま葵を抱きしめられたらどんなに楽だろう。
葵に、全てを打ち明けた所で『モバイバル本戦』に出場する事は変わらない。
オレだけじゃないんだ、愛梨も雷也も居る。やるべき事があるのに一人だけ気を抜くわけには…いかない。
【龍一……愛梨さん、龍一のことが大好きなはずだよ。わたしには分かるんだな。】
葵はオレの右手を自分の胸に当てさせたまま左手だけで文字を打つ。
「どうして、あの二人は付き合ってるんだぞ。愛梨はああ見えても浮気とかするタイプじゃない」
【それはわたしにもわからないんだな。だけど、好きな気持ちははっきりと伝わるよ。きっと事情があるんだな。】
葵はオレに華奢な身体を預けていた。
この位置から見えない顔は携帯電話の反射が映し出してくれる。葵もオレの顔を見ているようで、携帯電話の画面越しに目が合う。
「仮に、そうだとして……雷也と付き合ってるのは事実だ。オレは……葵のことがもっと知りたい」
【わたしも待てない、龍一が誰とも付き合ってないなら、わたしがお嫁さん候補になりたい。それに、今すぐキスしたいな】
「葵、待ってくれ。それ以上、オレを揺さぶらないでくれ。明日は大事な旅行があるんだ……3人の中を、壊したくはない」
【明日はテストがあるの。家庭教師のテスト。だから、頑張れるように龍一におまじないをかけて欲しい】
──『チュッ』
天使のおでこにキスのご挨拶。
