「う、うん……ああっ!」
無意識で声を出す時は流暢になる。緊張したら出せないのかな。
「葵ちゃん早いよ、じゃああたしと勝負しよっ!」
愛梨と二人で同時に線香花火に火をつけた。
オレは自分の線香花火の赤い雫(しずく)が下に落ちているにも関わらず、右手に持ち続けて葵を見つめていた。
眼がハートになっているオレを雷也が見かねたのだろう。
「龍ちゃん、明日のことで話がある。作戦だ」
「えっ、あたしも聞いた方がいい?」
「大丈夫、男同士の話だから」
雷也が愛梨を片手で制止して、オレをブランコの所まで連れて来た。
「はぁ……龍ちゃん、気持ちは分かるけど、ちょっと露骨にやり過ぎだよ……」
雷也は月明かりに外したメガネを照らして、服の裾で拭いている。
「……オレだって分かってるよ、ただ、衝撃を受けて。なんつーか、一目惚れなんて言葉は嘘だと思ってたんだけど、今は葵をずっと見ていたくて……」
「まぁ……僕も男だし、そういう気持ちは分かるけどね」
無意識で声を出す時は流暢になる。緊張したら出せないのかな。
「葵ちゃん早いよ、じゃああたしと勝負しよっ!」
愛梨と二人で同時に線香花火に火をつけた。
オレは自分の線香花火の赤い雫(しずく)が下に落ちているにも関わらず、右手に持ち続けて葵を見つめていた。
眼がハートになっているオレを雷也が見かねたのだろう。
「龍ちゃん、明日のことで話がある。作戦だ」
「えっ、あたしも聞いた方がいい?」
「大丈夫、男同士の話だから」
雷也が愛梨を片手で制止して、オレをブランコの所まで連れて来た。
「はぁ……龍ちゃん、気持ちは分かるけど、ちょっと露骨にやり過ぎだよ……」
雷也は月明かりに外したメガネを照らして、服の裾で拭いている。
「……オレだって分かってるよ、ただ、衝撃を受けて。なんつーか、一目惚れなんて言葉は嘘だと思ってたんだけど、今は葵をずっと見ていたくて……」
「まぁ……僕も男だし、そういう気持ちは分かるけどね」
