なんだ、なんかまずい事でも言ったのか…?
【どうして分かったの?私に勇気が無いって。】
参った。確信までは……ないけど、思いつきで話をしたわけではない。
「勘だよ、勘。携帯の中の文字を通すと相手の意見を尊重して話が出来るんだけど、現実となれば頭の中に言葉が浮かんでもそれを言っていいのか悪いのか、躊躇(ちゅうちょ)してしまう。
きっと小さい頃にあまり話すなって言われた……経験とかあったのか?」
──『ムギュッ』
葵がオレの右腕を掴んで自分の胸の方に寄せて抱きかかえる。天使の鼓動が、洋服越しに伝わってきたと思う。
【100点満点のご褒美はいつあげればいいのかな?】
「ああぁっと、もうね、もう十分ご褒美だから大丈夫大丈夫! な、オレならなんでも話していいからちゃんと葵の声をその内聞かせてくれよ」
本格的に好きになってしまったら、未練が残る。
明日、生死を賭ける戦いをするのに…それにオレの中での『葛藤』だってまだ解決していないのに……。
いや、諦めはついてるけど、とにかく今はそういう眼で見つめられたら、心臓が壊れる。
こういう時は助っ人に話を振るのが一番早い。
「おーい、雷也!」
「なに? 今、頑張ってるところっ…だからっ…うわ、難しいね、愛梨も全然ダメだね。っていうかスカート……」
「うるさいの! あたしが負けず嫌いなの知ってるでしょ!? ちゃんとあっち向いててよ!」
【どうして分かったの?私に勇気が無いって。】
参った。確信までは……ないけど、思いつきで話をしたわけではない。
「勘だよ、勘。携帯の中の文字を通すと相手の意見を尊重して話が出来るんだけど、現実となれば頭の中に言葉が浮かんでもそれを言っていいのか悪いのか、躊躇(ちゅうちょ)してしまう。
きっと小さい頃にあまり話すなって言われた……経験とかあったのか?」
──『ムギュッ』
葵がオレの右腕を掴んで自分の胸の方に寄せて抱きかかえる。天使の鼓動が、洋服越しに伝わってきたと思う。
【100点満点のご褒美はいつあげればいいのかな?】
「ああぁっと、もうね、もう十分ご褒美だから大丈夫大丈夫! な、オレならなんでも話していいからちゃんと葵の声をその内聞かせてくれよ」
本格的に好きになってしまったら、未練が残る。
明日、生死を賭ける戦いをするのに…それにオレの中での『葛藤』だってまだ解決していないのに……。
いや、諦めはついてるけど、とにかく今はそういう眼で見つめられたら、心臓が壊れる。
こういう時は助っ人に話を振るのが一番早い。
「おーい、雷也!」
「なに? 今、頑張ってるところっ…だからっ…うわ、難しいね、愛梨も全然ダメだね。っていうかスカート……」
「うるさいの! あたしが負けず嫌いなの知ってるでしょ!? ちゃんとあっち向いててよ!」
