愛梨と雷也を待たせて30分近くが経っていた。
「遅かったね、龍ちゃん……何してたの?」
「ほんとだよ、もう龍ちゃんの分のプリンもあたしが食べちゃったからね」
二人はブランコに腰掛ていた。
小さい頃は雷也と二人で乗って遊んでたもんだ。
「悪い、葵の要望でちょっと本が見たいって言ってたから寄ってたんだ」
滅多な事では知り合いに嘘をつかないオレだけど……。別に心にやましい気持ちがあったわけじゃない、ただ、なんとなく二人だけの秘密が欲しかった。
【待たせてごめんなさい、愛梨さん、雷也さん】
「やっと名前で呼んだね。ねぇ、葵ちゃんはこんな時間にコンビニで何してたの?」
【お家が厳しくて外出出来ないの。それで夜抜け出して遊びに来たんだな】
葵の携帯画面を見つめると、液晶の明かりがはっきりと4人の顔を照らし出した。
街頭があるが、所々で電気が切れている。
みんな携帯電話やゲーム機で遊んでばかりで、誰も遊具で遊ばないんだろうな。
「抜け出してきたんだね。葵ちゃん…自分のトラウマについて、周りがどう思うのか分かっているようだし……夜中に携帯電話だけ見せて買い物するなんて疑われるに決まってる」
雷也が冷静に葵の目を見て話す。その様子が微笑ましく映る。
葵はアイスを食べながら携帯と雷也の顔を交互に見つめた。
【どうして? お金払おうと思って出したのに。いけないことなの?】
葵はバックの中から2万円を取り出す。
予想外の行動にオレは言葉が詰まった。
「遅かったね、龍ちゃん……何してたの?」
「ほんとだよ、もう龍ちゃんの分のプリンもあたしが食べちゃったからね」
二人はブランコに腰掛ていた。
小さい頃は雷也と二人で乗って遊んでたもんだ。
「悪い、葵の要望でちょっと本が見たいって言ってたから寄ってたんだ」
滅多な事では知り合いに嘘をつかないオレだけど……。別に心にやましい気持ちがあったわけじゃない、ただ、なんとなく二人だけの秘密が欲しかった。
【待たせてごめんなさい、愛梨さん、雷也さん】
「やっと名前で呼んだね。ねぇ、葵ちゃんはこんな時間にコンビニで何してたの?」
【お家が厳しくて外出出来ないの。それで夜抜け出して遊びに来たんだな】
葵の携帯画面を見つめると、液晶の明かりがはっきりと4人の顔を照らし出した。
街頭があるが、所々で電気が切れている。
みんな携帯電話やゲーム機で遊んでばかりで、誰も遊具で遊ばないんだろうな。
「抜け出してきたんだね。葵ちゃん…自分のトラウマについて、周りがどう思うのか分かっているようだし……夜中に携帯電話だけ見せて買い物するなんて疑われるに決まってる」
雷也が冷静に葵の目を見て話す。その様子が微笑ましく映る。
葵はアイスを食べながら携帯と雷也の顔を交互に見つめた。
【どうして? お金払おうと思って出したのに。いけないことなの?】
葵はバックの中から2万円を取り出す。
予想外の行動にオレは言葉が詰まった。
