【そうなんだ、海外なんて行った事ないな。】
「旅行とかも行かないのか?」
【うん。ねぇ、名前……教えてくれないのかな?】
「あ、ああ……。龍一、響 龍一だよ。葵はどうしてここに居るんだ?」
ダメだ、天使のペースに飲まれて、ぼーっとしてしまう。
葵は凄い速さでオレの名前を携帯に登録する。魔法使い葵ちゃんって所かな。
【きてほし】
葵は少しだけ文字を打ってオレに見せたが、何を思ったか、首を左右に振って携帯を肩からかけている斜めがけバッグに入れた。
「うっうう……き…て……」
──瞬間
オレの手をとって走り出した。
小さな掌(てのひら)が強い意志をオレに伝えるように締まる。
「お、おい!!どこ行くんだよ」
「う、うんっ!!」
雷也の家の近くは国道沿いの少し広いコンビニだ。国道を渡って向かい側に本屋の光が見えた。
「本屋に行くのか?!」
「うう…ん」
オレ達は秋の夜空の下を走る。久しぶりに走っているのですぐに息が上がりそうだ。
「旅行とかも行かないのか?」
【うん。ねぇ、名前……教えてくれないのかな?】
「あ、ああ……。龍一、響 龍一だよ。葵はどうしてここに居るんだ?」
ダメだ、天使のペースに飲まれて、ぼーっとしてしまう。
葵は凄い速さでオレの名前を携帯に登録する。魔法使い葵ちゃんって所かな。
【きてほし】
葵は少しだけ文字を打ってオレに見せたが、何を思ったか、首を左右に振って携帯を肩からかけている斜めがけバッグに入れた。
「うっうう……き…て……」
──瞬間
オレの手をとって走り出した。
小さな掌(てのひら)が強い意志をオレに伝えるように締まる。
「お、おい!!どこ行くんだよ」
「う、うんっ!!」
雷也の家の近くは国道沿いの少し広いコンビニだ。国道を渡って向かい側に本屋の光が見えた。
「本屋に行くのか?!」
「うう…ん」
オレ達は秋の夜空の下を走る。久しぶりに走っているのですぐに息が上がりそうだ。
