「ナビをいじってる時に愛梨から耳打ちされた。運転手じゃないとなると、お前は上役の人間だ。
紙袋を用意してわざわざ新品の帯付き万札を持ってくる所を見ると『疑念』が『確信』に変わった」
「だから、なんでオイルが後ろの席にあるって分かったんだよ!!」
明らかに狼狽(ろうばい)してきた。
雷也がグラサン野郎を責め続ける。
「……兄さんみたいに頭がキレる大人は案外少ないんだね。アンタが上役なら普段、この車のどこに座るの?
僕達が今座っている『後部座席』だと思う。だから、僕の目の前助手席の後ろにオイルがあったよ」
雷也の右手のライター、今にも火がつきそうだ。
「ヘビースモーカーでジッポを使うアンタが、オイルを車に置いておかないわけがないよね。アンタが殺した『霧島慶二』も、前と後ろに一本ずつジッポライターのオイルを置いてた。ヒントありがとう」
「なん……だと……そこまで…読んでいたのか」
思わずオレは顔がにやけた。
「漫画のように驚くなぁ、あんた。そうだよな、今めちゃめちゃ焦ってるよな。黒焦げになりたくないもんな。雷也、つけてやれ」
「そうするよ」
──『シュッシュッシュッシュッ』
雷也がジッポに火がつかない程度に上手く回す。
脅すのはこっちの番だ。
紙袋を用意してわざわざ新品の帯付き万札を持ってくる所を見ると『疑念』が『確信』に変わった」
「だから、なんでオイルが後ろの席にあるって分かったんだよ!!」
明らかに狼狽(ろうばい)してきた。
雷也がグラサン野郎を責め続ける。
「……兄さんみたいに頭がキレる大人は案外少ないんだね。アンタが上役なら普段、この車のどこに座るの?
僕達が今座っている『後部座席』だと思う。だから、僕の目の前助手席の後ろにオイルがあったよ」
雷也の右手のライター、今にも火がつきそうだ。
「ヘビースモーカーでジッポを使うアンタが、オイルを車に置いておかないわけがないよね。アンタが殺した『霧島慶二』も、前と後ろに一本ずつジッポライターのオイルを置いてた。ヒントありがとう」
「なん……だと……そこまで…読んでいたのか」
思わずオレは顔がにやけた。
「漫画のように驚くなぁ、あんた。そうだよな、今めちゃめちゃ焦ってるよな。黒焦げになりたくないもんな。雷也、つけてやれ」
「そうするよ」
──『シュッシュッシュッシュッ』
雷也がジッポに火がつかない程度に上手く回す。
脅すのはこっちの番だ。
