モバイバル・コード

「あ、あんた誰だ、なぜオレ達を乗せている…」


「まぁ命令だ。署長から家に送り届けてやれとのな」


 夢なんて見てる場合じゃなかった、どういうことだ。


 なんだ、何が起きた。


 頭の中の整理が、思考が追いつかない。


「おい、おい!!」


 隣で寝てる愛梨と雷也の身体を乱暴に揺さぶった。


「んん……龍……ちゃん……?」


「うう………どこ……?」


「二人とも起きろ。『管理局』の人に聞きたいことは山ほどあるだろ」


 間違いない。


 こいつは『モバイバル』の管理局員か特別情報省の役人だ。


「ははは、鋭いな。霧島慶二『元会長』が言ってた、希望の坊主ってお前のことか?」


「何のことだ。オレは詳しい話は一切知らない。さっき、オレ達に何をした」