震えながら時間が過ぎていく。
多分、これだ。
「一つ分かった、一つだけ。もちろん仮説だから話半分で聞いて欲しい」
「な、なに……?」
愛梨はオレの腰から手を離し、洋服の袖で泣き腫らしたまぶたの雫を拭いた。
「QRコードだ。慶兄がオレ達に渡したQRコード、これって本当は……渡してはいけないものじゃないのか……?」
雷也の表情は固まったままだ。
「運営資金の横領とは何か分からない。オレに渡そうとした1000万の事かも知れない。ただ、確実な事は『機密情報の漏洩』だろ。これは……オレ達の順位に関係しているんじゃないのか?」
しばしの沈黙が場を支配する。
「つまり、慶兄はオレ達の為に、『ジャコパ会長』の立場を利用して順位を操作したコードを渡した。
普通に参加した場合、雷也と愛梨はともかく俺は100%このモバイバルとかいうサイトの本戦には進めない。
だから順位をあらかじめ操作した。だがバレて始末された。いや、『特別執行』されたと言った方が正しいのか」
「誰に…? だって、慶二兄さんは会長さんだよ、一番偉い人だよ……」
多分、これだ。
「一つ分かった、一つだけ。もちろん仮説だから話半分で聞いて欲しい」
「な、なに……?」
愛梨はオレの腰から手を離し、洋服の袖で泣き腫らしたまぶたの雫を拭いた。
「QRコードだ。慶兄がオレ達に渡したQRコード、これって本当は……渡してはいけないものじゃないのか……?」
雷也の表情は固まったままだ。
「運営資金の横領とは何か分からない。オレに渡そうとした1000万の事かも知れない。ただ、確実な事は『機密情報の漏洩』だろ。これは……オレ達の順位に関係しているんじゃないのか?」
しばしの沈黙が場を支配する。
「つまり、慶兄はオレ達の為に、『ジャコパ会長』の立場を利用して順位を操作したコードを渡した。
普通に参加した場合、雷也と愛梨はともかく俺は100%このモバイバルとかいうサイトの本戦には進めない。
だから順位をあらかじめ操作した。だがバレて始末された。いや、『特別執行』されたと言った方が正しいのか」
「誰に…? だって、慶二兄さんは会長さんだよ、一番偉い人だよ……」
