通り過ぎる
この空間が刹那ならば
私わ歩く意味すら持たナイ

立ち止まったら
波に流される


押されて押されて


こんな端まで来ちゃった

一人で
上から見おろした

刹那な感情がよぎる

そして 私わ
 ぽつり
名前を呟く


誰だったか?
大切なあいつだったか?
うるさい親だったか?
裏切る友達だったか?


それとも…


自分だったか…?