なんだかんだしているうちに。
大会一週間前に。
今は加恋と登校中。
「もうすぐ大会だよ?由紀!どうする?」
「そうね、どうするって、やってきたことをやるだけだよ。」
「そりゃそうだけど、優勝できなかった場合!もうここ、3年優勝とってないよ?ここでとれなかったらコーチなんていうか。うわ、恐ろしい、顔もみたくない…」
そう、私たちはダンス上手い方。期待されているのだ。
「じゃ、これはどう?優勝できなかったら由紀と私と愛菜でじゃんけんして、負けた人が、西村か小島に告る!」
と、加恋が提案してきた。
「なにそれ!いやだよ!」
「負けなきゃいいんだよ?え、なに?負けるとおもってるの?」
「い、い、や。…わ、わかった!やるよ!やってやる!けど愛菜はその提案にのらないかもね~?」
「え?なにいってんの?これは愛菜と話して提案したもの。もう承諾済みだけど?」
「…はあ?」
なんかややこしいことになったみたい。なんで愛菜がこんなことを。もしかして私をやる気にさせるため??

~部屋~
今日も佐々木とLINEする。
おっ、来てんじゃん!

ー明日の大会頑張れよ!ー

ささきぃぃぃ!あんた神だよ!
頑張れ言ってくれんの佐々木だけだ!
ありがとー!賭けのためにも頑張る。