林間学校から1週間後。
今度は部活の大会に向けて練習。前回優勝できなかったから今度は優勝しなきゃとみんな焦る。
私はヒップホップ担当。
メンバーは私、加恋、愛菜、小島、西村、の五人。
愛菜という子はとてもキビキビしてて、ちょっと苦手。

「あーもう!大内さん!しっかりして!そこステップ違う!」
「え!あ、ごめん…」
ぼっとしてたみたい。
怒られちゃった愛菜に。
すると今度は加恋が、
「由紀~。なにぼっとしてんの?なに考えてるのー?」
「え、いや、なんでもないよ。ちょっと寝不足で…」
「大丈夫?」
「うん…ありがと。」
加恋はいつも心配してくれる。
「お前が間違えたら俺ら負けるんだよ!」
と言ってきたのは西村。
「なっ、そんな言い方しなくてもいいじゃん!」
「だったらちゃんとやれし」
「こっちだって真剣なの!」
「ぼーっとしてたくせに?」
「別にしてないし!」
「…さては、目の前の小島に惚れてたな?」
えええ?は⁉なんで小島⁉
「…俺巻き込むなし。」
「そ、そうだよ。惚れてないし!あんな変なやつ!」
「…変なやつ?」
あ…おもわず口がすべってしまった。
というか、小島と話すのはいつぶりだろうか。西村とはしょっちゅう喧嘩してるが、小島と話すのは2年ぶり…?
「ご、ごめん!おもわず本当のことが!」
加恋がいう
「…由紀。それ、失礼よ。」
「え。ごめん!」
あーもう!