~林間学校当日~
失恋から2ヶ月。少し立ち直れたきがする。

駅にて。
「おーい。みんなきてるかー?班長!全員いるか確認しろー。」
先生の声が駅じゅうに響く。今から新幹線にのって、白馬にいくところだ。
ちなみに班長は真野。
副班長は美紅ちゃん。
私と小島が洗濯係。
浅野と加恋が食事係。
西村と咲がレク係に決まった。

「えーと、みんないる?1.2.3.4.5.6.7.8…と。いるな。」
しっかりものの真野。
班員を確認。
「あーあ、真野ってしっかりしてるよね。」
いきなり加恋が話し出す。
「え?あ、うん。そだね…」
「聞いてくれる?わたしさ、小学校の頃真野のこと好きだったんだ。」
…え?
「え!?」
い、いま、真野のこと好きって…
「いや~絶対みんないっかいは好きになるって!イケメンだもん。」
そ、そうだったんだ…
加恋も好きだったんだ。
「まあ、でも、わたしはいまは浅野が好きだから?かんけーいなーいっ!」
「え?え?俺がなに?」
加恋と話してるところに浅野登場。
「いやっ、あっと…浅野は頭いいねって、話してたの…へへへ」
「は?俺バカだし」
「そ、そうだっけ?えへへ」
加恋ってば顔真っ赤。
わかりやすくてみてるこっちが照れてくる。

でも、加恋も真野のことすきだったなんて、思わなかった。