修学旅行が終わった。
私にはとても長く感じた。
あまり楽しくなかったのだ。
楽しかったことといえば、加恋と帰りの新幹線の席がとなりで人生について語り合った事だけだ。
私はTwitterにかきこむ、やな事をたくさん。書いてはいけないと分かっててもこの苦しみを誰かにもわかって欲しくて書いてしまう。
すると数分後。

ーおい、Twitterどした?なんかあったのか?ー

なんと優しいLINE!
もちろん佐々木からだ。

ーちょっとね。ー
ー誰のこと?男子?ー
ー違う。ー
ーじゃあ誰?ー
ーわかるでしょー
ー女子?ー
ーそうー
ーあーなんとなくー
ー美夏だよー
ーだと思いましたー
ーうんー
ー確かに、あいつはきついなー

私がTwitterに書いたことは、
美夏が自己中で、自分中しんだってこと。
もちろん名前は伏せてる。

ーちょっと耐えられなかったー
ーわかる。あいつ中心だよなー
ーうん、それが嫌でー
ー自己中なのはしゃーない。まああいつらとつるまなくてもさー
ーずっと加恋といるよー
ーお前はあいつ嫌い?ー
ー嫌い…じゃない。ー
ー苦手なのか。ー
ーうんー

とやらずっと佐々木と話してた。私がスッキリするまで、私が寝るまで、ずっとずっと。