失恋少女

私は浅野に聞く。
「浅野‼加恋に何したの?」
「何って…俺はただ…」
「ただ?」
「冗談だと…」
「っえ?」
浅野の話によると、
加恋にチョコを渡されてすごく嬉しかったらしい。そこで告られてパニックになって、思わず、
「そんな冗談やめろよー。気色悪りぃな。」
と言ったとのこと。
そりゃあ加恋も怒るわ。
「実はさ、俺もあいつのこと好きで…」
と、浅野はいう。
「そんなん知ってる。」
「え?なんで?」
浅野はびっくりしている。
「態度見ればわかるって。有名だよ。」
「そ、そう。」
「加恋本気だよ?本気で浅野の
こと好きなんだよ?」
「…嬉しいよ。でもそこで素直になったら俺がどうにかなっちゃいそうで。」
「ばっかじゃないの!」
思わず、声がでかくなってしまった。先生が、
「こら!浅野、大石うるさい!」
「「すいません」」
怒られた…。
「そういえばあいついないな。」
先生は加恋がいない事に気づく、
「加恋の事ですか?」
「おう。あいつどうした?」
みんな黙り込む。
「なんだ?さぼりか?」
「ほら、あさのっ。」
私は小声で浅野にいう。
「先生!俺さがして来ます!」
「え?あ、こら!どこいく!」
「浅野いけめーん」
「ひゅーひゅー」
「ガンバ~」
「いってこいやー!」
など、声が上がる。
がんばれ!浅野!