~次の日~
「由紀おっはー!」
「わっ、おはよ。」
加恋が私の顔を伺う。そして言ってきた。
「で?どうだったの?」
「どうだったって?」
「はあ?もう忘れたの?小島に告るってやつ!告白したでしょ?」
「あー、してないよ。」
「え?なんで⁉」
「なんでって…、無理だから!」
「ほんっとびびり。」
「びびりでわるかったね。」
「約束は約束!い、い、ね?」
「…はい。」
加恋に脅されてちょっと怖がる私。
ほんとに告るのかあ…。


~部屋~
お風呂も入って、ご飯も食べて後は寝るだけ。でも私はまだ、携帯とにらめっこ。小島というLINEのトーク画面を開いて。
小島とのトークはなにもない。
「話したことないのに…告白なんて、無理だよ…」
なんておくろう。

ーずっと前から好きでした!ー

んー、だめだ。

ー好きです!もしよければー

これもなんかなあ。

ー付き合って!ー

だめだめだめ!
こんなの無理!返事がこわい!
降られても嫌だし。すきでもないし!騙すなんて…

ー好きです!付き合ってください!ー

ー送信ー

しかし私の指は送信ボタンに触れていた…。
「あーっ!送っちゃったあ!」
見たくない!そして携帯を放り投げた。

~二時間後~
ぴろろろん。
はっ!きた⁉
慌てて携帯をとる。

ー俺でよければいいよー

「なぁに⁉うっそそー!?」
おもわず叫んでしまった。
えええ?え、え、え?まさかのOK?まともな会話したことないのに?まじで?え?うそ…。
なんて送ろう⁉
慌てる私。

ー本当⁉ありがとう!ー
ーうん。嘘じゃないよね?ー
ー違う!本当!ー
ーよかったー

はあ!?私なんて送ってんの?
ありがとう?本当? 
…これって付き合ってるの?
付き合っいはじめたの!?
ま、まじかー!
て、てことは?小島は私が好きってこと?へ?

1人でどうこうしているうちに1時すぎてしまった。しかし、私の体温はまだあつい。顔は赤い。
どうしよう!